うつは薬物治療で改善できる【精神状態を良くする】

病気の種類と症状について

男性

予防対策として原因を知る

たったの10年で18パーセントも罹患者数が増加した病気があります。それが鬱病です。短期間にここまで大幅な患者数増がある事の背景には様々な要因がありますが、社会問題の一つであることは間違いありません。しかし、うつは精神疾患ですから予防する事が可能です。罹ってしまった場合も、なるべく早く自分で気が付いて適切な治療を受ける事で症状を軽くしたり普段通りの生活を送ったりする事が出来るようになります。その為に必要なのがこの病気に対する知識です。鬱病にはそもそも大きく分けて2種類あります。それによって対処方法も異なりますので、知っておくと良いでしょう。気分が落ち込み、何事もやる気の起きない抑鬱状態のみが現れる「大うつ病性障害」、抑鬱状態に加えて、気分が高揚し、やる気で溢れる躁状態が現れる「双極性障害」の2つです。最近増えているのは前者の「大うつ病性障害」です。略して「うつ病」と呼ばれる事も多く、こちらの方が広く知られているかもしれません。また、常に気分が落ち込んだり、気持ちだけでなく睡眠障害や食欲不振などの症状が出たりもするので比較的発症に気付きやすいのです。後者はいわゆる「躁鬱病」と呼ばれるもので、鬱と躁が交互に現れ、気分や体調に波が出てしまう為自分でも周りにも気付かれにくいという難点があります。どちらも発症の原因はもちろん、経過や治療内容が異なりますので、専門医に正しく判断して貰う必要があります。続いて、この病気にならない為の予防も兼ねて、そもそも何故うつ病になってしまうのかという原因を探っていきましょう。罹患者の傾向を見ると、男女を比較した場合は女性の方が罹り易いようです。また、真面目な人、勤勉な人、人当たりが良く周りからも高い評価を得ている人、何となく精神疾患とは無縁そうなこのようなタイプの人が罹り易いというデータもあります。人の脳内にある神経細胞、ノルアドレナリンやセロトニンが何らかの原因で減少する事で感情のコントロールや物事に対する意欲を上手く作用させる事が出来なくなり、その結果うつ病を発症すると言われています。何らかの原因というのは人によって様々です。例えば女性に罹患者が多いと言いましたが、それには近年の女性の社会参加が要因としてあるでしょう。外に出て働き、家では家事や育児をこなさなければいけない女性は慢性的な疲労やストレスを感じてしまうからです。その他にも、幼少期の家族との関わりや家庭内不和などの生活環境要因や、更年期などのホルモンバランスの乱れ、その他の病気が原因である場合など数えきれない程の要因があるのです。全ての要因を生活から排除する事は出来ませんが、思考を変えてみたり、専門家へ相談したり、必要に応じて投薬を行う事で症状は寛解します。身体や心に何らかの変化を感じた場合は、放置せずしっかり対処していくことが大切です。